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裏切りの幼なじみ
第7章 哀しき未亡人
「かぷぅ……んぅっ……ひゅ、ちゅぅ……」

あの頃とは見違えるほどに逞しく、硬く漲った肉棒を深く咥え込む。

ペニス裏の根元に舌を当て、じゅずずぅぅ、と舐め上げる。

「うああっ、すごいっ、聖母のエロ舌……」

(十年前とは目的が違うわ。あの日はちょっと、キスをしてあげただけよ。かわいいおちん×んに……)

舌を圧着させて口内を真空状態にし、口輪筋を駆使して美唇を締め付ける。深いストロークで若き剛棒を徐々に昂らせていく。

頭の動きを深く激しくすると、反射的に唾液量も増える。垂れ滴る未亡人の唾が少年の陰嚢にまで甘く伝う。

「くうぅっ……奈津子さんっ」

身をよじる快楽、もどかしさを隆志に与えることで、十年前の罪滅ぼしとしたい。

現在、三十九歳の奈津子。あの時は二十代後半だった。

(あの日の隆志くん……だいぶ汗をかいていたから、体を拭いてあげた。初めは上だけ。もしかしたら腹痛でパンツも汚しているかもしれない。そう思って、下も脱がせた……)

当時、こども用の着替えはあった。洗濯してあげてもいいと思った。

カーテンで仕切られたベッドに全裸の男児とふたりきり。もちろん性的な興奮などない。

けれど、彼のソレはあまりに無垢でかわいい。無防備なままでそこにある。

何かを与えたい……愛しさのあまり正常なら決してしない行為に及んでしまった。

(あの日のわたしはヘンだったわ。いまのわたしもヘンかしらね)

陰嚢を優しく左手のひらで掬い、温める。その手を蠢かせながら右手でペニスを擦り立てる。ひと擦りごとに若茎が熱く、硬くなる。

唾液と我慢汁でヌルヌルのペニスは、にちぃ、にちっ、にちゅ……と恥音を生みながらパンパンに張り、色が変わる。

「あらま……隆志くんのおちん×ん、ゆでダコみたいに真っ赤よ」

「もう限界だよ奈津子さん。俺のを……飲んでくれるよね?」

切羽詰まった声ながら、有無を言わさぬ要求。命令だった。

(隆志くん……他の女にも……飲ませたことがあるような口ぶりね)

隆志の命令に従い、期待以上に応えたい。単なるふしだら女ではなく、愛情あふれる聖母であることを証明したい。そんな想いに駆られた。

過去の過ちは消せない。けれど今を肯定し、未来に繋げることはできるはず。
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