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裏切りの幼なじみ
第8章 柔肌調教
「あぁ……いい味だ」

味噌汁を一口啜り、ホッと息を吐く。料理の腕は良さそうだ。

胸にわだかまりがあり、肉じゃがには箸が伸びない。サラダのプチトマトをやっと一つ口に含んだ。

写真の中の美由紀は小学校一、二年生くらいに見えた。奈津子はいまでも充分に魅力的だが、写真の若い頃の姿は驚くほどに美しかった。

前にもらった名刺には『松嶋奈津子』とあったはず。たぶん美由紀の父親である前夫とは離婚し、別の男性と再婚。その男性が松嶋姓ということだろうと推察する。

「いまはどんな関係なんだろう……奈津子と美由紀は」

もし母と娘であるなら、そう簡単に縁は切れないだろう。

しかも。問題は『あの出来事』だ。

愛娘にレイプまがいの恥辱を与えた当事者だと知られたら、さすがの奈津子も激怒するはず。ここを追い出されるだけでは済まないだろう。

「あら隆志くん、どうしたの? ぜんぜん箸が進んでいないけど……」

バスローブ姿で戻ってきた奈津子の声に、ふと我に返る。いつの間にか三十分以上が経過していた。

「あ、いや……奈津子と一緒に食べたいなと思って……」

「もう……温かいうちに食べてほしかったのに。温め直すわね……」

鼻をすすり、目を潤ませている奈津子に、気付かないフリをする。

湯気を取り戻した料理が二人分になってテーブルに戻る。

「奈津子のはずいぶん少ないね」

「そう。おばさんになると食が細くなるのよ。隆志くんは若いんだからいっぱい食べてね」

「またおばさんって言ったね。お仕置きだよ奈津子」

「あら、ごめんなさい……うふっ」

軽口をたたきながらも、隆志の胸は高なり、下半身は熱をぶり返している。

(怒ってはいないみたいだ……それより奈津子、色っぽいにも程があるよ……)

ピンクのバスローブを羽織り食卓で向かい合う奈津子は、まるで別人だった。纏めていた黒髪を下ろしたことでロングヘアが強調され、その美貌はまさに美由紀を彷彿とさせる。

しっかりメイクにおしゃれなワンピースでキメていた入浴前とは種類の違う、生身のオンナの息づかい。少年の心は絡め取られそうだ。

「湯上りの女って……清潔なのに湿っぽくてエロいよね」
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