この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
裏切りの幼なじみ
第8章 柔肌調教
「恥ずかしいわ。髪を下ろしてるから雰囲気が違って見えるだけよ。化粧水だけでほとんどすっぴんだし、心を許した人にしか見せられない顔よ」

女の美の奥深さを垣間見る。奈津子クラスの女にとって化粧は欠点をカバーする修正技法ではなく、演出上のスパイスに過ぎないのだろう。

「凄く美味しいよ、肉じゃが。味噌汁も」

「よかったわ。お味噌汁も野菜たっぷりで栄養満点よ」

話を切り出せない。根掘り葉掘り訊きたい一方で、怖さもある。知らないほうが良いこともたくさんあるはずだ。

「美由紀のことだけど……あの子は本当に隆志くんのことが大好きだったのよ……」

「うっ! ふぐぅっ……」

唐突に切り出され、噎せてしまう。どう反応すればいいのかもわからない。

「学校から帰るなり『隆志くんと遊んでくる』、遊んで帰るなり『きょう隆志くんがね……』って、毎日、隆志くんのお話ばかりだったわ。美由紀の心は、隆志くんが育んでくれたようなものなのよ」

「いやいや、俺は別に、ただ一緒に遊んでただけで……」

奈津子は口を閉じたまま微笑し首を横に振る。黒髪ロングの美貌が一瞬思い出と重なり、美由紀と向かい合って食事している錯覚に襲われる。

「普通ならいきなり一緒に住むなんて無理。わたしにとっても隆志くんは特別なのよ。だから……罪滅ぼしではなくて恩返しだと思ってね」

      *     *     *

「あうぅっ、うっ、み、美由紀ぃっ……」

食事を終えると隆志は入浴し、奈津子の言葉や艶姿をおかずに浴室オナニーを敢行した。母の実像を娘の残像に重ね、あれが美由紀だったら、と仮定して一発抜いたのだ。

(いまの俺は、奈津子と美由紀のどちらを求めてるんだろう……?)

混乱する頭をバスタオルでゴシゴシと拭き、リビングに戻る。

奈津子はソファで寛ぎながらワインを飲んでいた。

「隆志くんはまだダメよ。未成年なんだから」

「わかってるよ」

テレビが消され、広いリビングが静寂に包まれる。白肌をピンクに染めたほろ酔いの奈津子は、トロンとした目を隆志に向け、ちゅぴ……、と微音を奏でて唇を開く。

「女は……食事でお腹が満たされると性欲が強まる傾向があるって、何かで読んだことがあるわ。男の人はその逆らしいけど……」
/164ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ