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第2章 第２話

「ふざけるなよドロボー!!そないに食べたいと言うのだったらシューショクせーよな!!」
「そうよねぇ…働かざるもの喰うべからずだからねぇ…ねえあやの…おじさま、ドロボーをしたのだから晩ごはん作ってもらえなかったのよね～」
「働かずもの喰うべからず…働かざるもの喰うべからずだよ…」

あやのは『働かざるもの喰うべからず』と言うた後にケラケラケラケラと嗤っていました。

「おかしいよね…ドロボーしておいてごはんくれだなんて…」
「おじさん、働かざるもの喰うべからずよ…おじさんはドロボーだから食べることができないのよね～」

あやのからどぎつい言葉を言われたかずとがいじけていましたので、なおとはイラついた声でこう言いました。

「あやのから言われて悔しいのだったら見返せよ!!シューショクして、自分の力で働いてお給料を稼いで見返してみろよ!!」
「そうよ…悔しいのだったらシューショクしてお給料を稼いで見返せばいいのよ…ねえあやの。」

あやのは、あやみの言葉に反応してさらにケラケラケラケラと嗤っていました。

家族がごちそうさまと言いまして、席を離れた後にかずとはテレビを見ようとしていましたが、あやみから『あやのがアニメを見る時間だから…』と言いまして強引にアニメ専門チャンネルに替えてしまいました。

かずとは、さらにあやみからダメ出しの言葉を受けてしまいました。

「あのね…テレビがみたいのだったらシューショクしてからにしてね…悔しいのだったらシューショクをしてお給料を稼いであやのを見返す力をつけてからにしてね…あやの…一緒にみようね。」

あやみからどぎついダメ出しを受けてしまったかずとは、家にいることがイヤになったので、何も持たずに家出をしてしまいました。

この時、なおととあやみと両親はニヤニヤとした表情で今のうちよと目で合図しました。

このあと、家族はかずとの国民健保などの証書を破棄するなど経済的な虐待を加えていました。

その翌日、あやみと母親は市役所へ行きましてかずとの存在を消すための手続きを取りに行きまして後始末をしました。

しかし、その日の夕方頃に恐ろしい凶悪事件がキンリンで発生しました。