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第4章 第４話

「ひさと…あんたこの先どうやって生きて行きたいのかはっきりとしなさいよ!!」
「わかっているよ…そんなことぐらい分かっているよ…」
「本当にわかっているのかしらねぇ…あんたね…口先だけでものを言われんよ!!」
「口先だけでものを言うていないよ…」

そこへ、あやみがゆでたそうめんがたくさん入っている大きめの容器を持って居間にやって来ました。

あやみは、過度にやさしい声でひさとにこう言いました。

「ひさとさん…義母さまはひさとさんの今後の人生のことが心配になっているから言うているのよ…あんまり反論しない方がいいのじゃないのかなぁ…せっかくここへ戻って来たのだから、ここから通える職場に再就職をしてもう一度やり直せばいいわよから…その方が義父さまも義母さまも安心するのよ。」

母親は、ブゼンとした表情で『もうごはんにしましょう!!』と言いましたので、あやみは流しそうめんの機械にスイッチを入れてゆでたてのそうめんを入れていました。

その時に、あやのとひろひこが食卓にやって来たので、みんなで晩ごはんを食べることにしました。