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【最恐官能】黒い乳房
第1章 第1話
さて、その頃でありました。

学校生活も恋も順調で楽しいと言うていたあやねは、家族に苦しいウソをついていました。

学校生活が楽しいと言うのはタテマエで、本音はクラス替えで仲良しだったコと違うクラスになってしまった上に、付き合っていた彼に他に好きな女ができたことが原因でもめた末にケンカ別れをしたので、学校に休学届を出してブラブラとしていました。

あやねは、家を出たあと学校へ行かずにブラブラとどこかへ行っていました。

白のブラウスの上にやや濃いマゼンタのブレザーとマゼンタとネイビーとグレーのチェックのスカート姿のあやねは、救いを求めてひでと(17歳・塗装工)が暮らしているマンスリーアパートへ向かっていました。

あやねは家族にはひでとは北日吉町にある進学校の公立高校に通っていると言いましたがそれはタテマエで、本音は遊びの彼でありました。

あやねとひでとは、ものすごくアイマイな形で出会ってお付き合いをしていましたが、真剣なお付き合いではなく、ただ身体を求め合うだけの不純なカンケーでありました。

ふたりは、あうたびにラブホへ行って求め合うことを繰り返すようになっていたので、心身が知らないうちにボロボロに傷ついていました。

ところ変わりまして、宮下町にありますひでとが暮らしているマンスリーアパートの部屋の前にて…

あやねは、部屋の呼び鈴を鳴らしました。

しばらくしまして、ランニングシャツ姿のひでとが部屋から出て来ました。
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