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ふしだら音楽室〜汚された制服〜
第3章 美人家庭教師の羞恥な特別授業

「173です」
親戚の女の子が久しぶりに会ったら急に綺麗になっていたような居心地の悪さを感じながらも、なんとか返事をした。
この二日間ほとんど声を発しなかったので、喉がひりついて声が出しにくかった。
「お母さんはいらっしゃる? 久しぶりだからご挨拶したいし」
「あ……母さんは親戚の家に片付けに行っちゃったんで……帰りは遅くなるって言ってたから……」
「え~ホント~残念~」
智美が唐突に、しなやかな腕を差し出した。
その白い指先には大きめなオシャレなデザインの紙袋が握られていた。
智美が動いただけで、甘いにおいが、ふわっと広がり、むずむずと鼻孔をくすぐる。
その香は智美のものなのか、紙袋から発せられているものなのかはわからない。
「はい! お見舞いにケーキ買ってきたんだ。悠人君の体調が悪くなかったら、久しぶりだし一緒に食べない? 時間大丈夫かな?」
「俺は全然大丈夫ですけど……」
しんとした奇妙な間が漂った。
智美が玄関口で、うながすように微笑む。
「あがってもいい?」
「あっ、どうぞ」
こういうところは、悠人はまるで気が利かない。
家庭教師をしに来ていた頃、母親がしていたように下駄箱からネコのデザインのスリッパを出して勧めてみた。
「あの……スリッパ、どうぞ」
「おじゃましま~す。あ、このネコちゃん、わたしが家庭教師していたときのだ。懐かし~」
親戚の女の子が久しぶりに会ったら急に綺麗になっていたような居心地の悪さを感じながらも、なんとか返事をした。
この二日間ほとんど声を発しなかったので、喉がひりついて声が出しにくかった。
「お母さんはいらっしゃる? 久しぶりだからご挨拶したいし」
「あ……母さんは親戚の家に片付けに行っちゃったんで……帰りは遅くなるって言ってたから……」
「え~ホント~残念~」
智美が唐突に、しなやかな腕を差し出した。
その白い指先には大きめなオシャレなデザインの紙袋が握られていた。
智美が動いただけで、甘いにおいが、ふわっと広がり、むずむずと鼻孔をくすぐる。
その香は智美のものなのか、紙袋から発せられているものなのかはわからない。
「はい! お見舞いにケーキ買ってきたんだ。悠人君の体調が悪くなかったら、久しぶりだし一緒に食べない? 時間大丈夫かな?」
「俺は全然大丈夫ですけど……」
しんとした奇妙な間が漂った。
智美が玄関口で、うながすように微笑む。
「あがってもいい?」
「あっ、どうぞ」
こういうところは、悠人はまるで気が利かない。
家庭教師をしに来ていた頃、母親がしていたように下駄箱からネコのデザインのスリッパを出して勧めてみた。
「あの……スリッパ、どうぞ」
「おじゃましま~す。あ、このネコちゃん、わたしが家庭教師していたときのだ。懐かし~」

