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淫縛~寝盗られ妻は逝き色獄に淫涙を流す(旧タイトル:淫妻)
第11章 チャプター11
 玲二が左の乳首に吸いつき、歯を立てた。そうしながら、右の乳房を麗から奪い取ると、乳首を激しく抓りあげた。
「あぁ! あッあ、あぁ、あ~~!」
 心待ちにした肉の悦楽が、麗の思考力を奪い去っていった。もともと、敏感だったところに激しい愛撫を受けて、逝ってしまったようだった。気は失わなかったものの、躰が傾ぎ、倒れかかるところを玲二に抱きとめられた。しばらく、息を整えると、麗自ら、玲二とキスをした。
「逝った……逝ったのか」
 わかりきっていることなのに、玲二がわざとらしく、そう口にした。
「えぇ、逝ったわ。だからーーご褒美をあげる」
 麗は玲二を横たえ、ペニスを掴んだ。まっすぐ、上向かせる。
「今から、あなたを犯すわ。かわいい啼き声をわたしに、聞かせてちょうだい」
 そんなことを言いながら、麗は玲二の躰の上に跨った。ペニスを握ったまま、膣口と亀頭を擦り合わせた。
「あぁ、そんな……焦らさないで」
いつもなら、麗が口にしていることを、玲二が言った。それに、麗は「どうしたいのかしら」と、婉然と微笑んだ。
「あぁ、ちんぽを挿れさせてくれ」
「どこに?」
「おまんこに!」
 麗は玲二に顔を近づけた。唇から舌を突き出し、絡めあわせながらキスをした。口を離すと、唾液がひと筋、ふたりの唇の間を束の間、繋ぎ、それから玲二の胸もとへと落ちていった。
 最初は言葉遊びに過ぎなかったが、麗は次第に本当に玲二を犯しているような気持ちになっていった。ともすれば、跨がっているのが玲二ではなく、智であるかのように。
「そんなに、わたしとしたい?」
「したい……させてくれ」
「いいわ。させてあげる」
 麗は見せつけるように、自らの膣口を指で開くと、玲二のペニスを潜りこませていった。
「あ……あ、ぁぁ~」
玲二の剛直に下から貫かれ、麗は躰を硬直させた。襞を玲二のペニスが割って入り、子宮口の奥まで一気に届くと、顔を俯かせた。上体を支える両腕が玲二の肌の体温を感じたが、それ以外のものが一瞬、遠のいていった。弛緩しきった唇が自然と開き、涎が一筋、滴り落ちた。
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