この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蘇州の夜啼鳥
第1章 ランタンの月
片岡は胸の奥底から込み上げる熱い想いを押し殺し、暁蕾に背を向けた。
「…さあ、もう帰ろう。
マダムに頼んでタクシーを呼んでもらうよ」

部屋を出かけた片岡の背後から、暁蕾の声が飛ぶ。

「待って…。
ミスター…私…!」
振り返る胸に、暁蕾が飛び込んでくる。
どきりとしたその腕に、その華奢な身体は力なくずるずると意志のない人形のように崩れ落ちそうになった。
慌てて引き上げ抱き止める。

暁蕾はぐったりと気を失っていた。
触れる身体が酷く熱い。
急いでその白く清らかな額に手を当てる。
…酷い熱だ…!
片岡ははっとして、声を掛けた。
「シャオレイ!しっかりしろ!」

/64ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ