この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
熱血!風俗嬢
第1章 熱血の1、業界初、風俗嬢兼店長誕生!?
「ねーねー!どうして途中でやめちゃうのぉ?もっと続けようよぉ!」

小っちゃい頃のおままごとの時も…

「ねーねー!もう終わりぃ?もっともっと盛り上がろうよぉ!」

クラスのお遊戯会の時も…

「ねーねー!もっと頑張ろうよぉ!まだまだこれからなのにぃ!」

学園祭の時も…町内会のお祭りの時も…バイトの時も…そして、プライベートでも…
何から何までずっと、そうだった…。
私は何かに夢中になるとトコトンやってしまう性格で…
なのに、みんなは途中で飽きちゃって、

「あぁんっ!もう…何でみんなそんなに冷めてるのぉっ?!全力で人生楽しもうよぉ…もっと熱血しようよぉっ…!」

何だかぜーんぶ空回り…。
ううぅ…何でぇ…どうしてぇ…?
そんな身体中に駆け巡る熱血を持て余したまま、ようやく18歳の誕生日を迎えた私は…

「よぉしっ!私…やっと風俗嬢になれるんだっ!世の中の男の人をいっぱいいっぱい幸せにして…世間のみんなをあっ!と言わせるような風俗嬢になるんだぁっ!よぉし…やるぞぉぉっ!」

待ちに待ち焦がれた、念願の風俗嬢となった!

「見てろよーっ!私、このお店を日本一の名物店にしていつか日本一の風俗嬢に………いつか『風俗王』になってみせるんだっ…!」

そうハッキリと口に出して誓うと、私は雑居ビルのシミだらけの天井に短い腕を高らかに掲げた…!


「アンタ、ザーメン飲んだ事ある?」
「えっ…?ザ、ザーメっ…?う…えっと…」

マキは、カビ臭い4畳足らずの風俗店の事務所の中で前に大きく傾いたパイプ椅子に腰をかけ、黒のスラックスにYシャツ姿で大柄でメタボな腹を突き出した人相の悪い店長にそう訊かれて口ごもった。事務所の外からは、店中に響き渡っていると思われるJ-POPのダンスリミックスの過剰にハイテンションなビートがドンっ!ドンっ!と漏れ聴こえ、マキの鼓動もビートに引っ張られるようにどんどんテンポを上げていた。
こんな質問をされる事は想定内だった筈なのだが、いざ実際に風俗店の事務所の中で人相の悪い店長と顔を突き合わせて訊かれるのは大違いであるとマキは身につまされた。一見して強気そうなマキの切れ長な一重まぶたは現実から逃避するかのように、

(あの蝶ネクタイの首…苦しくないのかな…?)

店長の太い首に喰い込むYシャツの襟と蝶ネクタイの付近を彷徨っていた。
/165ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ