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抱けない彼を妄想で抱く
第3章 眠る彼の横で自慰、それからセックス
わたしは彼の手に自分の手を重ね、彼の指を膣の奥へと押し込んだ。
「ああああ…」
ああ、これだ、これがほしかったの。
背筋が伸びる。
気持ちよさで頭が回らなくなる。
気持ちいい、好きだ、大好きだ、ずっとこうしていたい。
わたしはやっともらえた快楽に嬉しくなって、彼の方を振り返ってキスをした。

彼の舌がはいってくる。
気持ちいい。いま人生を終えられたらどんなに幸福だろうと思う。
でもまだ死ねない。
わたしは彼の気持ちいい顔を見ていない。
彼のよがる姿を見ていない。
そんなのだめだ、現世に未練が残る。

指を挿入されたまま、キスをしたまま体制を立て直す。
短いキスから離れると、彼のそそり立ったものの前に顔を近づけた。
そしてそのまま、彼に断りもせずそれに口をつけ、優しく温かな口内に滑り込ませた。

「あ…っ、きも、ちいい…」
彼が苦しそうな声をだす。
攻撃の手が緩んだスキに、わたしは彼のものを責めだした。
奥まで咥える。
巻末いれずに先端まで引き抜く。
吸いつくようにまた奥まで咥える。
動きに途切れを出さないように、一連の流れとして続くようにフェラチオをする。
彼に意識を返してしまえば、わたしはまた快楽の海に堕ちてしまう。
そんなことになればフェラチオなどできない。
わたしは夢中になって彼のものにしゃぶりついた。
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