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恋がしたいと言いながら
第10章 嫌な女
「土井さんの言うことは気にしないでね、ひとみちゃん」
 嫌なイメージを打ち消したくて、私はそんなことを言った。
「ああいう人だから。今日は金曜日だし、定時まであとちょっとがんばろ!」
 ひとみちゃんは「はい」と明るく笑った。
「明日はバーベキューに誘われてるので、そのこと考えてがんばります!」
「へぇ、いいね!バーベキュー」
「先輩はどっか行くんですか?」
「私はね、高校時代の友だちの結婚式なんだー」
「わぁ、いいですねー」
 そう相槌を打ってから、ひとみちゃんはさっと声を落として言った。
「ふと思ったんですけど、土井さんって週末の予定とかなさそうですよね。だからいつもあんなにピリピリしてるのかな。楽しみがなさすぎて」
「ああ……」
 良くも悪くも正直な子だ。それ言っちゃうのか、と思いつつ曖昧に返事をする。
 それを同意と取ったのか、ひとみちゃんはさらに続けた。
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