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第12章 ホテルえっち

「汚さないようにするから」
「いいよ、汚しても。どうせクリーニングに出すから」
　答えるやいなや優也くんの長い指がたちまちドレスの中へ差し込まれ、するりと腿を撫であげた。
　そこからお尻にかけてゆっくりと手が滑っていく。
　背後からのソフトすぎるタッチがじれったくて、勝手にお尻が揺れてしまう。
「柔らかい……いつまでも揉んでいられそう」
　彼の掌が触れたところからじわじわ熱が広がって、身体が熱くなってくる。
「んんっ……優也くん、もっと……」
　そう頼んでも、優也くんは聞こえていないふりをして私のお尻を撫でまわす。
　そのうちドレスの脇から器用に手が差し込まれ、むにゅっと乳房を掴まれた。
「あぁんっ……」
「嬉しそうだね、加奈。これ、されたかったの？」
　お尻を撫でていたときとは違う、握り潰さんばかりの刺激にゾクゾクする。
「こっちもふかふか……」
　そう言いながら、彼は背中に付いたファスナーを下ろしていった。
　するりと肩が落ち、ミルク色のブラジャーが露わになる。