この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋がしたいと言いながら
第2章 出会い
 バーカウンターの傍に立ち、静かに談笑しながらお酒を飲んでいる彼は、とくべつ目立つわけではない。
 どちらかといえば控えめなタイプだ。
 短い黒髪に黒無地のTシャツ、濃いブルーのジーンズという飾り気のない格好で、友人らしい人たちと部屋の隅に集まっていた。
 照明に淡く照らされた白い頬は陶器のように白く、笑うたび揺れる黒髪からは、さらさらと涼やかな音まで聞こえてきそうな気がした。
 ちょっと眠そうな瞼の奥で、瞳は無邪気な少年のようにきらきら光っていた。
 それでいて、赤い唇に縁どられた小さめの口は動くと不思議な色香を放つ。
 きれいな顔だと思った。彼が動くたび、周りの空気が華々しく弾ける気がした。
 まるで打ち上げ花火を見ているように、頭がぼうっと心地よく、夢を見ているみたいだった。
/100ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ