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恋がしたいと言いながら
第13章 恋する女の子
「先輩、お友だちの結婚式どうでした?」
週明けの昼休み、休憩室でお弁当を開いているとひとみちゃんがにこにこしながら話しかけてきた。
「うん、良い式だったよ。ガーデンウェディングでね、綺麗だった」
私もにっこり笑って無難に答える。
実際、こういう質問ってどう答えるのが正解なのだろう。
人の結婚式に親族でもない人間があれこれ言うのもどうかと思うし、そもそもそこまで真剣に参加していない。
祥子ちゃんの式だって、あれからはただ黙々と料理を楽しんでいただけだった。
「週末、晴れましたしねー。良かったですよね」
「ひとみちゃんは?バーベキューどうだった?」
恐らくこっちを聞いて欲しいのだろうと話を振ると、にこにこしていた顔がさらにニコニコになる。
「めっちゃ楽しかったです!友だちの友だちとかも来てたんですけどね、すごいデキる人がいて、感動しちゃいましたー。気が利くし面白いし料理も上手で……あ、ちょっと見てください、この人です!」
週明けの昼休み、休憩室でお弁当を開いているとひとみちゃんがにこにこしながら話しかけてきた。
「うん、良い式だったよ。ガーデンウェディングでね、綺麗だった」
私もにっこり笑って無難に答える。
実際、こういう質問ってどう答えるのが正解なのだろう。
人の結婚式に親族でもない人間があれこれ言うのもどうかと思うし、そもそもそこまで真剣に参加していない。
祥子ちゃんの式だって、あれからはただ黙々と料理を楽しんでいただけだった。
「週末、晴れましたしねー。良かったですよね」
「ひとみちゃんは?バーベキューどうだった?」
恐らくこっちを聞いて欲しいのだろうと話を振ると、にこにこしていた顔がさらにニコニコになる。
「めっちゃ楽しかったです!友だちの友だちとかも来てたんですけどね、すごいデキる人がいて、感動しちゃいましたー。気が利くし面白いし料理も上手で……あ、ちょっと見てください、この人です!」