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恋がしたいと言いながら
第13章 恋する女の子
そう言って見せられたスマホ画面には、男女十数名ほどが写った集合写真が表示されている。
ひとみちゃんが「この人」と指すのは色黒で、流行りのダンスユニットのメンバーにいそうなタイプだ。
「めっちゃイケメンじゃないですか?私もう、キュンキュンしちゃって」
熱っぽく話すひとみちゃんはまさしく恋する女の子という感じでとってもかわいい。
正直、相手の男の子は優也くんと比べたらたいした顔じゃないと思うけど、好みは人それぞれなので特にコメントしない。
「連絡先とか交換したの?」
「もちろん、しましたよ!友だちからでいいから仲良くなりたいな~。って、なんか私、中学生みたいなこと言ってますね!」
照れたように笑う彼女の背からお花が飛び出しているのかと思うほど、ひとみちゃんの周りだけふわふわと明るいような気がして私は思わず目を細めた。
ひとみちゃんが「この人」と指すのは色黒で、流行りのダンスユニットのメンバーにいそうなタイプだ。
「めっちゃイケメンじゃないですか?私もう、キュンキュンしちゃって」
熱っぽく話すひとみちゃんはまさしく恋する女の子という感じでとってもかわいい。
正直、相手の男の子は優也くんと比べたらたいした顔じゃないと思うけど、好みは人それぞれなので特にコメントしない。
「連絡先とか交換したの?」
「もちろん、しましたよ!友だちからでいいから仲良くなりたいな~。って、なんか私、中学生みたいなこと言ってますね!」
照れたように笑う彼女の背からお花が飛び出しているのかと思うほど、ひとみちゃんの周りだけふわふわと明るいような気がして私は思わず目を細めた。