この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋がしたいと言いながら
第13章 恋する女の子
 そのとき、休憩室前の廊下から「静かに」と声が飛んできた。
 肩を跳ねさせ振り返ると、明らかに不機嫌な土井さんが立っていた。
「あなたたちね、声が外まで丸聞こえだったわよ。ここは学校じゃないの。くだらない話は程々にしてもらえる?」
 そう言って、眼鏡の奥からひとみちゃんをギロリと睨みつけるとさっさとどこかへ行ってしまった。
「はぁ、最悪……」
 ついさっきまで少女漫画のヒロインみたいだったひとみちゃんが、ヤンキーさながらの目つきで土井さんがいた場所を睨む。
「ていうか、ずっとあそこで話、聞いてたんですかね……恐っ」
「うーん、どうだろねぇ」
 話を広げたくないので、いつものように曖昧に笑う。
 土井さんみたいな人のことなんて、考えるだけで中身が腐っていってしまいそうだ。
 食べ頃を過ぎたトマトみたいに、ドロドロに、グチャグチャに。
/100ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ