この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
俺の(ボクの)可愛いお姫様・・・SS
第5章 直人side…①
早いもので、もう三月末…まだまだ肌寒い。
テレビは、桜の開花ニュース…咲いたか?咲いてない
か?その話題で盛り上がってる。
出会いの季節…今年もこの季節がやってきたんだな…
そして、その頃…新入社員、新卒の二人がやって来た
男女一名ずつ
コイツ、やっぱりイケメンだな 笑
もう一人の女は…普通に綺麗な子
先ずは塾内を案内し、他の講師と軽く顔合わせ、次は
寮へ連れて行き、カギを渡すとそれぞれ一旦一休みだ
二人とも、すでに引っ越し荷物が届いてて、明日と
明後日は片付けだな!
そして、三日後から塾に来てもらう様にしている。
さっ、俺もそろそろ戻るか…
リクルートスーツの二人…なんか、懐かしいな…
数年前の俺も、今日の二人みたいだったよ…って、俺
もオジサンになってきたな フフッ
さっ、三日後から俺も忙しくなるぞ!
気合、入れなきゃな…
あいつ、地元を離れる事になって、本当に大丈夫
だった?何もなかった様に普通にしていたな…
そう、二ヶ月半前か?年が明けた一月半ば頃、純から
電話があった。
「直人、久しぶりだな…」
「純…あぁ、久しぶり…」
「…秀の事なんだけど…」
「純、俺の口から言えず、本当に悪かったな…
お前に言うのはやっぱり、俺じゃなく…淵上君からじ
ゃないとな!今まで黙ってて本当に申し訳なかった」
「イヤ、俺は直人が悪いとか全く思ってないよ…
ただ、秀がそっちに行く理由…直人に話してないか
聞きたくて…こっちこそ、悪いな…色々と迷惑掛けて
しまって…」