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俺の(ボクの)可愛いお姫様・・・SS
第5章 直人side…①


「それなんだけど、太一も言ってたんだよ…理由が
わからないって…
もちろん、俺にも話してはくれなかったよ。何にして
も、こっちに就職する事、純には早く言う様に…
それだけ俺から言っといた」

「そっか…本当に悪かったな…
直人には、これからきっと迷惑を掛けてしまうだろう
けど、どうか、秀の事、よろしく頼むな…よろしく
お願いします…」

「純…わかった。俺に任せてくれ!あいつの事は俺が
ちゃんと預かるから…だから、心配するな!!」

「…よろしく…よろしく頼む…」

純の言葉に、純がどんだけ可愛がってきたか…
胸が締め付けられる思いがしたよ…


新人の二人はいい奴らだ。
お互いに助け合いながら、二人で一緒に頑張ろうと
しているのがよくわかる。
教育係の俺としても嬉しいばかりだ!

二人スタートして一ヶ月経とうとする時には
「森山さん」「淵上」の呼び名が
「直人さん」「秀」に変わっていた。
もちろん、もう一人の女、川崎も俺の事「直人さん」
と呼ぶようになった。
だけど、さすがに俺は「川崎」のままだ。


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