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喪服奴隷・七菜~香織の巻~
第3章 深夜病棟
あれから香織は毎日、仕事終わりに顔を出すようになった。
七菜は23日間の拘留期限ギリギリまで留置場に留め置かれ
そのあと起訴、裁判の運びになるという。
あいかわらず動機を言わないために、長引いているらしい。
香織はかいがいしく省吾の身の回りの世話をして
時には省吾の欲望のはけ口となっている。

傷もすっかり癒え、退院まで数日と迫ったある日
「香織、持ってきてほしいものがあるんだが」
省吾の言いつけでミニのワンピースにノーパン。
お尻を突きだして、床のごみを拾っている香織の背後から声をかける。
『はい、なんでしょう?お兄さま』
ふりむくと、大きな胸がゆさゆさと揺れる。
「自宅の俺の部屋の押し入れに、黒いバッグがあるはずなんだけど
明日の仕事帰りに持ってきてくれないか。
ちょっと重いからタクシーを使っていいぞ」
香織は、省吾が病院に運び込まれたときに
上着のポケットに入っていた鍵を預かっている。
いまでは部屋の掃除に着替えの洗濯、まるで省吾の妻のようにふるまっている。
『了解です、お兄さま。他に何かご入用なものはありませんか?』
「いや、もうじき退院だというのに荷物を増やしても困るからな。
あとは退院するときの洋服を手配してくれればそれでいいさ」と答える。

翌日、夜遅くになってキャスターを転がしながら香織がやってきた。
『お兄さま、ホントにこのバッグ、重いんですね。
いったい何が入っているんですか?』
省吾はその質問には答えず
「もうじき消灯の時間になるから、最後の巡回があるはずだ。
香織はシャワールームに隠れていなさい」と指示を出す。
この病院は完全看護を謳っており、危篤状態の患者を除いては
付き添いの宿泊は禁止されている。
ドアがノックされた。香織は慌ててシャワールームのカーテンを閉める。
いつもの看護師が入ってくる。とうとう担当は変わらなかった。
『工藤さん、もうすっかりお元気になられたようでよかったですね。
近々先生から退院の許可がおりそうですよ。では電気を消しますね』
そう告げると、脈も測らず顔色を見ただけで出て行ってしまった。
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