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喪服奴隷・七菜~香織の巻~
第3章 深夜病棟
香織がカーテンの隙間から顔をのぞかせて、もう出ていいかと合図を送ってくる。
省吾は立ち上がると、香織の手を引いて部屋の中央に招き入れる。
「香織、今日は俺に対する忠誠心を試したいと思う。
おまえは俺の頼みなら何でも聞くって言ったよな?その言葉に嘘、偽りはないか?」
香織は眼をルンルンさせながら首を何度も縦に振る。
『はい、お兄さまのご命令とあればたとえ火の中水の中
なんでもおっしゃってください』
省吾は固く抱きしめて唇を重ねながら、香織の薄手のコートを脱がせる。
背中のジッパーをずり降ろすとワンピースがストンと落ちた。
下着はつけていない。
ピンクのソックスとローヒールだけが残り、それも脱がせていく。
消灯になった薄明かりの中に香織の裸身が輝いている。

省吾はキャスターバッグを開くと、首輪とリードを取り出す。
香織の首に嵌めるとリードをつけ
「いまからお前はメス犬になるんだ。四つん這いになれ」
そう命じる。
香織はなにがはじまるのか、首を傾げながら言われたとおりにする。
さらに省吾はバッグの中からリモコンローターを取り出すと
まだ濡れてもいない香織の蜜壺に強引に押し込む。
「さぁ、これから夜のお散歩に出かけよう」
『えっ!まさか?このかっこうで外に出るって・・・冗談ですよね?』

「いま俺の命令には何でも従うって言ったばっかりだよな?
やはりウソだったんだな。もういい、帰れ!二度と来るな」
省吾はいかにも激怒しているように香織に迫る。
お兄さま、怒ってるんだわ。マズい、ここは・・・
『ゴメンなさい。お散歩大好きです♪
お兄さまと一緒に夜のお散歩ができるなんて香織、うれしいです』
「そうか、それならいいんだ。では行くぞ」
省吾は病室のドアを開けると、左右を見渡してからリードを引っ張る。
香織は手足がブルブルと震えてくるのを抑えきれなかったが
顔だけドアの外に出して左右を確認すると
おそるおそる廊下に前足を運んでいく。
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