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喪服奴隷・七菜~香織の巻~
第4章 判決
続いて判決理由が述べられていく。
初犯であること、自首していること、被害者の救済に当たっていたこと
いたく反省していることが減刑理由として述べられ
被害者からの減刑嘆願書もその理由の一つとして触れられていく。
そして驚くべきことに
「なお、被告人は現在妊娠しており、そのことによって
刑を減ずることはないが、これからはお腹の子の母として
親として恥じない行動をとってほしい」という言葉で締めくくられた。
思わず省吾と香織が顔を見合わせる。七菜が妊娠? 姉が妊娠?
省吾は間違いなく俺の子を宿したんだと悟り
香織はいったい誰がお父さんなの???
思いは違えど、驚きは一緒であった。

香織が省吾の袖を引っ張って、耳打ちする。
『今まで妊娠してるなんて、一言もなかったのよ。
なんで私に打ち明けてくれないで、裁判官が知っているのよ
オネーちゃんったら、ひどくない?』
省吾はしばし考えてから
「きっと誰にも話すつもりはなかったんだと思う。
ただ弁護士や取調官は長時間つきあうわけだから気づかれたんじゃないかな。
ひょっとしたら、吐き気を催したことを弁護士に感づかれて
裁判の取引材料にされたのかもしれない」と答える。
いずれにしろ真相はやぶの中である。
一刻も早く、七菜と直接話をしなければ・・・

「香織、いずれにしても七菜は釈放されるわけだから
お前も姉と話したいことはたくさんあるだろう。
気持ちはわかるが、今日のところはそっとしておいてやろうじゃないか。
俺が身元引受人なわけだから、七菜が落ち着くまでは俺の家に泊らせる。
その責任が俺にはあるわけだ。そうだな2,3日かな。
落ち着いたら必ずお前とゆっくり話せる時間を作ってやるから
それまでは一人でマンションに居てくれ」
香織はかなり不満タラタラな表情で、納得がいかない風であったが
省吾が粘り強く説得したので、しかたなく引き上げていった。
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