この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第4章 温泉街の由美子
営業成績も悪く、収入も少なく、趣味はパチンコ。セックスが上手い方ではないが、だいぶ自身家。おまけに早漏。
将来の夢もなく、その日暮し。
そんな全くダメな男を構ってくれる、今にして思えば天使の様な女達だった。
土屋聡太と、数年間付き合う事になった2人目の女。由美子もそんな奇特さがあった。
2人は良くカラオケに行ったが、最近の歌謡曲を歌って欲しいと言って、テープやMDに曲をダビングして、由美子は聡太に渡していた。
(この頃の音楽の記録媒体はカセットテープやMDでした。)
ラベルやカバーには、一曲ずつ文字シールで曲目が貼られていた。
「ありがとう」
そう言っていつもMDを受け取るが、一文字ずつ小さなシールを貼る作業が、どれほど時間がかかるものだろう。
彼氏を想いながら、自作のプレゼントを贈ってくれた女心を聡太は理解しようとしなかった。

人生に「もし」はないが、もし仮に心を入れ替えて、人生と真剣に向き合い、毎日を懸命に生きていたら。
もし、聡太の人を想う心が、せめて人並みにあったら。
流されず、あきらめず、現状を自分から変える勇気があれば、この恋は成就したかもしれない。
/84ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ