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1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第6章 ひろみ
駅のロータリーに、ビジネスホテルがあるのを、聡太はチェック済みだった。
「ひろみちゃん、遅くなっちゃたね。しょうがないから泊まって行こうか?」
都心を離れた街の駅前には、客待ちのタクシーすらなかった。
「あぁ、聡太さん変な事考えているでしょ!?」
すっかり出来上がったひろみは、千鳥足で聡太に支えられている。
「僕は彼女がいるし、ひろみちゃんも彼氏いるでしょ?僕は安全牌ですから」
女が彼氏持ちなのは、リサーチ済みである。今夜限りの付き合いなら、後々面倒な事にならないという利点がある。
もちろん、お互いの合意の上での場合だ。

ツインルームにチェックインすると、酔ってる割に正気の様で、ひろみはバスに湯を張る。
「朝早く起きなきゃ。同じ格好で出社出来ないし、一度家に帰ろう」
ブツブツと言いながら、ひろみはバスタオルや、ホテルのリネン品をチェックしている。
(意外としっかりしてるな。ひろみは無理そうか?)
聡太はタバコをくわえ、気取られないようにテレビを見ている振りをする。

やがて、ひろみが浴衣姿の濡れ髪でバスから出てきた。大きめな乳房は、しっかりと襟を閉じていても、その膨らみと乳首の突起を隠せない。
「聡太さんも、早めにお風呂入って下さいね。お湯は入れ直しましたので」
「ありがとう。今日はお疲れ様でした。俺を気にせず、先に休んでね」
優しい先輩を演じて、今夜は夜の収穫無しかと心の中でため息をつく。

聡太が風呂から上がると、ソファーに座ったひろみが、ビールの缶を片手にテレビを見ていた。テーブルの上には、潰された空き缶も見える。
「聡太さんお先に。あっ、ビールどうぞ」
そう言うと、冷蔵庫からビール缶を聡太に渡す。
(まだ飲めるのか?凄い酒豪だな。こりゃ太刀打ち出来ん!)
晩酌に少し付き合っていると、酔いよりも疲れで、聡太の方がギブアップとなって来た。
「悪い、先に横になるよ。おやすみ」
ベットに入り、掛け布団を上からかぶる。
(タフな女性には勝てないもんだ)と思いながら。
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