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1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第8章 珠珠
「遅くなっちゃいましたね。珠珠さんお送りしましょうか?」
なんとか他社からの乗り換え契約を取ると、車で来ていた聡太が言う。ボロ車だが、安月給で手に入れた愛車である。
東京都下の街に住んでいた珠珠は、駅からバスで帰ると言う。外は雨が降り始めていた。
「いいんですか?寒いし、私は助かるけど、帰り遅くなっちゃいますよ」
時刻は雑談とクロージングで手間がかかり、すでに21:00を過ぎていた。
男が若い女と2人きり。外は雨、聡太も珠珠も明日は休み。ケモリンへと変化の時間である。エアロビのインストラクターをしていると言う女を、エロメガネがスキャンして行く。
「大丈夫。遅くなったお詫びに、夕飯に付き合って下さい。あれ?これじゃお詫びじゃないか?!」
おどけてみせる聡太に、女はクスクスと笑う。基本的に相手より年上で、頼りになり、面白いお兄さんを演じるのが聡太の営業スタンスだ。

食事の後、車なので飲みに誘うわけにもいかず、どうやって女をラブホテルへ連れ込むかを考えていた。
「珠珠さんは、インストラクターなんでしょ?一度で良いからレオタード姿が見てみたいな」
運転しながら、女へ話しかける。
女は仕事の帰りで、衣装はバックの中にあると言っていた。
「聡太さんもクラスに来てよ」
笑いながら女はそう答えた。
住所を告げて、自分の自宅方向へ車は向かっていると思っていた珠珠。
聡太は片手にマップを広げていた。高速道路方面にある、ラブホテル街を目指していたのだ。
「次に、いつ会えるかわかんないしさ。頼むよぉ」
「えぇー。私、どこで着替えるの?まさか車の中?」
暗い幹線道路の進行方向に、明るいネオンが見える。どうやら道に迷わずたどり着いたようだ。
状況を理解した女は、少し戸惑っていた。
「何にもしないよ。もう少し珠珠ちゃんと話がしたいだけさ。もう会えないのも寂しいからね」
孤独な男を演じて、母性本能に働きかける。人にもよるが、珠珠には通用した。
ラブホテルへピットインして、助手席のドアを開く。何にもしないわけがない。夜のクロージングは、ここから始まる。

部屋に設置されたカラオケで、ひとしきり盛り上がる。聡太は歌が下手な方ではない。由美子に鍛えられた歌唱力は、珠珠にも効果があった様だ。
「いい声してる。センスあるね!」
女に褒められた、デュエット曲を2人で歌い、肩を組んだりして接触効果を狙う。
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