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1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第8章 珠珠
基本根暗な男だが、場を盛り上げるのは美味かった。合コンならピエロ役、美味しい所なしだが、マンツーマンなら相手を誉め殺しや笑いで「面白い男」を演じる事が出来る。

しばらくすると、珠珠が切り出した。
「ビール飲んじゃおうか?」
「良いねぇ。飲みますか!」
「私、家に電話しとく」
ラブホテルの部屋の電話から、珠珠は自宅の親に電話をかける。(しつこい様ですが、携帯の普及前の話です)
「うん、そう、今日は〇〇ちゃん家に泊まるから。ウン、じゃあね」
これで、2人でお泊まりは確定だが、この後が肝心なのだ。連れ込んだは良いが、拒絶された失敗体験は山程ある。

天下の松下(現パナソニック)を創業した、松下幸之助は、こう言った。
「私は成功者でも何でもないと思う。ただ成功の確率が51%、失敗が49%なら、私はやる方を選んできた。それだけの事である」
(性交の可能性を追って、珠珠とヤッテやるぜ!)
自分への勘違いと貪欲さにプラスして、変な方向へ執念を燃やす、とんでも男に聡太はなっていた。

歌い疲れる時間帯を見計らって、聡太はバスに湯を張る。
「珠珠ちゃん。お風呂入んなよ」
「うん、聡太一緒に入るでしょ?」
女の言葉に少し驚く。
「えっと、いいの?」
さすがのケモリンも、エッチ前の女子と一緒に風呂に入った経験はない。
「だって、私達はこれから付き合うんでしょ?お互いを良く知らなきゃ。隅から隅までね」
珠珠は聡太にとって、ニュータイプの女性の様だ。確かに付き合ってくれと口説いたが、いきなり洗いっことは驚きである。
「さぁ、お風呂よ!さっさとする!まさか聡太は包茎じゃないでしょうね?」
「だ、大丈夫だし。俺、包茎じゃないし!」
嘘はついていない。仮性包茎である。

そうは言っても、わずか数時間前に知り合った即席カップルだ。珠珠が身体を洗った後で、聡太がバスに入る事になった。
「聡太ぁ〜いいよー!」
元気な声で珠珠が聡太を呼んだ。
聡太が前を隠してバスに入ると、待ち構えた様に女は、風呂桶に浸かりながら男の身体を検分する。
聡太は痩せ型だが、腹筋は昔から少し割れて見え、太りにくい体質だった。タバコは吸うが酒好きでもなく、何しろ貧乏なので大した物は普段食べていない。
それでも1日2食は摂り。米の食事で、ジャンクフードやポテチなどのお菓子類は、あまり食べない。
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