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彼女が突然おっパブで働きたいと言い出した!
第13章 第13章 お笑いサークルの飲み会
「漫才をやっていくなら絶対に自分の武器となるキャラクターを発見し、磨いていく必要がある。」と先日のワンチャンスプロモーションのネタ見せで作家が何回か言っていた言葉だ。

今の俺は、キャラクターなんてありゃしないから普通の兄ちゃんが必死にお笑いをやっているだけなのだ。

サークルの先輩たちがよく言う「お笑いは、舞台でウケないときに必死になるとどんどんスベる。」という言葉が俺の脳裏を過った。

他大学のお笑いサークルの連中を見ていると服装もあるのかもしれないが何か芸人っぽいキャラクターを持っているように感じた。

これが舞台を何度も経験している連中の空気というものなのかもしれない。

残念ながら今の俺には1%もこの空気が無いことは自分でもよく分かっていた。

陽子が俺にたまに言う「もうちょっと明るい色の服を着ろ。」というアドバイスも実際はまんざらでもないのかも・・・・

大学では「面白くなりたい!」なんて全く言わない相方の菊池君が嬉しそうに「僕はどうしたら面白くなるんですかね??」と聞いている。

そんなこと普段言わないのに・・・・
でもお笑いをやるくらいだからそういう気持ちがあったんだろうな・・・・

「菊池さん!ツッコミ役でも今の時代、日常の中でボケをやったって良いじゃないですか。もし卒業後芸人にならなくても就職試験の面接とか書類なんかで他の人よりアピールする力とか人の話を聞く力が付くと思うし。
お笑いやって損することなんて僕は無いと思ってます。」と1人が結構的確なアドバイスをくれた。

確かにそうかもしれない・・・・

ふと菊池君を見ると「そうっすよね~。分かりましたっす!」などと嬉しそうに話している。

こんな奴じゃなかったんだけどな・・・

そんな俺らの話を陽子は黙って聞いている。

そこから皆で話は盛り上がり、ネタを披露する奴もいた。

確かに楽しい飲み会ではあったが俺にとっては色々なことを深く考えることになった時間でもあった。





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