この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼女が突然おっパブで働きたいと言い出した!
第23章 サークルのライブの当日
散々練習してきた「不登校の生徒を学校に来るよう説得する先生ネタ」を進めていく。

とにかくテンポよりも1個1個のボケがちゃんと伝わるよう俺は丁寧に喋っていく。

菊池君も練習の時と同じくらいのテンポでツッでコんでくれていて小さい笑いではあるが客席でウケている。

ネタをやりながら「本当は頭からネタすべる場合だってあるかもと思ってたんだもんな・・・」と俺は冷静に思っていた。

「先生!俺なんて生きていてもしょうがないんだ~!」という菊池君のセリフの後

「そうだ!菊池っ!お前は生きていてもしょうがないんだっ!!」という俺のセリフで笑いが起き、

菊池君の「おいおい!先生最低だぜっ!」でドっと笑いが起きた。

菊池君は極限の緊張状態なのか口が完全に乾ききってるのが分かる。

気づいているお客さんもいると思い、俺は思わず「菊池!ネタ終わったら直ぐに水飲めよっ!」とアドリブを入れてしまったが、

「うるせ~!先生っ!今はそんな時じゃないだろ!?」という菊池君のアドリブの返しでまた客席はウケていた。

そしていよいよラストの「明日から学校来てくれるかな??」

「行くワケね~だろ!もういいよ!!!」

「どうも有り難う御座いました!」
と無事ネタを終えることが出来た。

部長からネタ時間は2分半厳守!と言われていたので練習の時に極力無駄な言葉の箇所を捨てたり変えたりしたので大体2分10秒程度だったのだが、
俺のアドリブなどもあり手にしていた腕時計のストップウォッチ機能のバイブは終わりの挨拶の時にブルブルして2分半を教えてくれた。

まあ約束の時間はギリ守ったと言えるだろう・・・

俺等が舞台裏に戻り今度は宿敵「レッドリボン軍ズ」が教壇に向かって行く。

「はいどうも!レッドリボン軍ズです!よろしくお願いしま~す!」と言って彼等はセンターマイクの高さを自分達の高さにササっと調整した。

俺等にはあんな余裕は1%も無かったな・・・

今考えてみると俺等のネタの時高さが少し微妙だったかも・・・

だがそんなことに意識する余裕菊池君も無かったはずだ・・・・

そう思ってふと後ろを見ると菊池君が腰を抜かしたらしくて倒れ込んでいた。

「やった・・俺・・男になった・・なったんだよ・・」と呟いている。

「アホか菊池!早く落ち着け!あいつらのネタ終わったらお客さんの投票対決やるぞ!」

/355ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ