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彼女が突然おっパブで働きたいと言い出した!
第27章 塚本菊池で初の外のネタ見せに参加
中西先輩の紹介で参加することになった「お笑い劇場」のネタ見せに俺と菊池君はネタの練習を重ねていた。
 
ネタ時間は3分厳守ということもあるのでネタ時間がオーバーしてしまうことを心配し、とりあえず2分半完全終了で仕上げていた。

今回は、サークルのライブでまだやっていないネタなのだが中西先輩に事前にチェックしてもらい修正もした。

「今のお前等はネタの中身に悩むことより、外のライブに出て経験を積むことが大切なんだからな。」という中西先輩のアドバイスはとても深かった。

今回は、「学校の校舎裏で告白してみたい。」というベタな漫才だ。

こういうパターンのネタは動画サイトで調べてみると昔の芸人さんのネタを参考にすることができた!

あくまでも参考なのだ。

パクッテるワケではない。

菊池君は陽子に髪型や色のことを言われたのが傷ついたらしく、もう今は多少明るい茶髪みたいな色をしている。

その代わり何故か眉毛が細くなっていた。

いったい彼は誰に憧れてるのか?

どこに向かっているのか?

俺にはさっぱり分からない。

陽子に「あんたらもう少しオシャレな靴履きなよ!ボロボロのスニーカーなんて履いてる芸人が人気出ることなんて無いんだよ!」と怒られたので俺等はド○キに行き、3980円の茶色の革靴を御そろいで購入した。

お笑いってなんだかんだで結構衣装とかにお金が掛かることも最近知ったのだ。


お笑い劇場はN区の駅近くにあり、雑居ビルの1階にあるのだ。

この劇場はレンタルもしているのだが、通常は自社でお笑いライブを行っている。

ネタ見せで劇場スタッフの目に留まれば、月に数本出番を貰えることもあるようなのだ。

しかし、ネタ見せで下品なネタや差別的なネタや全く笑えない状況などの場合にはネタの途中でストップ!となる場合もあるそうで「だらだら、ぐだぐだネタをすることだけは絶対するな!」と中西先輩からも言われている。

そして、ネタ見せにはいよいよ明日参加する。

先日のサークルライブの時とはまた違う妙な緊張感が俺の身体を襲っていた。

「まあ明日は気軽にやろうよ。」と菊池君が言ってくれたので少しだけ安心した。

やっぱりこんなハートの小さい男がピンでやるなんて無理だな・・・・
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