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彼女が突然おっパブで働きたいと言い出した!
第35章 いよいよ劇場デビュー
中西先輩のトークがある程度盛り上がると14組の名前を順番に読み上げる。

「こちらのコーナーは、支配人判断でネタがつまらないと判断された場合はネタの途中でも強制暗転となります。お客様は変に気を使って笑ってあげようとかではなく軽い気持ちで観てあげてください。このコーナーでのウケ具合によって次回も出れたり、1本ネタに昇格出来たりします。」

この先輩の読み上げによって若干客席の空気が重くなる。

重くなった客席をどうしたら軽くできるのか・・・・

今の俺にはそんなスキルはない・・・

ただ・・・今はネタをやり切る・・・

それだけだ!!!!

舞台は暗転となりトップバッターのコンビの名前が呼ばれ、明転し芸人達は舞台に飛び出していく。

両手をパチパチっと叩きながら「はい!どうも~。」と大きな声で登場する。

この男性コンビは相方の顔が個性的というかまあ不細工な感じで

「いや~!すいませんねなんかうちの相方ビジュアルがなかなかで・・・・」というツカミからネタを進めていく。

客席は多少クスクスっという声がするがツカミと言えるほど爆笑ではない。

俺等は「あれ!?」という反応をしたが順番を待っている芸人はそれほどの反応がない。

ツカミでいきなり爆笑なんてことはそんな当たり前にあることではないようだ・・・・

場数の少ない俺等は分からないことばかりだ。

トップバッターのコンビは「ヒーローインタビューをされたい!」という設定の漫才をやっているのだが中々客席から大きな笑いは起きない。

舞台袖のモニターを観ていた芸人が「まずいな、この笑いだと暗転になるかも・・・」と言っている。

そして1分程度が過ぎた頃本当に強制暗転となった。

「あ~あ・・・・」という客席の反応がまた怖い。

お笑いってこんなに公開処刑みたいな感じなのか・・・・・

次のコンビは万引きのコントをやっていた。
どうやらそれなりにライブに出ている芸人らしく客席の反応も良い。

「うそつけ~!」という叫びで無事ネタをやり切った。

今度は「おお~!」という客席の反応。

後数組で俺等の出番となる。

パっと隣の菊池君を見ると瞬きを忘れているのかと思うくらい目がガンギマリだ。

正直怖い・・・・

その後の数組も厳しい支配人のジャッジをクリアし、いよいよ俺達の出番が迫る。


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