この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
真面目で優秀な、憧れの生徒会長はDQNに弄ばれます
第6章 爪痕
「そういえば、体育の授業の途中から見てないような……」

「ねえ、そういえばさ」

「なに?」

「衣原さんって、秋山カズオと付き合ってるって噂あるよね?」

「あ……」

再び、教室がザワつく。

荒れた教室。
消えた舞。
そして噂。

疑惑が確信へと近付いた時……

「それはまだわからないから、とりあえず誰か教室片付けておいてくれない?私は職員室行ってくる。もうすぐ4時間目始まっちゃうし」

鮎美の冷静な言葉が浮き足立ちかけた生徒達に一呼吸を置かせる。

(やっぱりしっかりしてるな、八木さん)

ふと、この教室で漫画の話をした時の鮎美を思い出す雅明。
そういえば、鮎美はいつもこうだったと振り返る。
無表情で暗い訳ではないが、あまり感情を出さず、冷静に物事を見ていた。

(秋山カズオが不良代表なら、八木さんは優等生代表だな)

職員室へ向かう鮎美の後ろ姿を見ながら、しみじみと雅明はそう思った。
/22ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ