この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
儚き陽炎
第2章 TELの中で
「夜遅くごめんなさいね」
「もう、寝ってた?」

「いや、ベットでくつろいでるよ」
「どうしたの、こんなに遅くに?」
時計は12時を回っていた。

「だって、貴方はお店にも来てくれないし、連絡もくれ無いし!」

「今夜も今まで待ってたけど・・・」
言葉が止まる。

「ご主人は?」

「お店では内緒にしてるけど、1年ほど前から単身赴任で月2~3回帰ってくるだけなの」

「そうだったんだ、だから、夜、わりと自由になるんだ」

「うん!」
「でも、みんなには内緒にして置いてね」

俺は、内心嬉しかったが口からは、
「じゃ、夜一人でいると、寂しいな・・・」

「全然、返って気楽だし一人麦酒飲んで酔ってるの」

「今日も飲んだ?」
「うん、飲んだよ」

又、沈黙する真由子。
「酔ったら、連絡くれ無い貴方が、憎らしくて・・・」
「貴方にとってあの日の事は、酔った勢いだったの?」
問い詰める口調で、絡む真由子。

「・・・人妻の真由子さんに・・・溺れそうで我慢してる」
「真由子さんを想い・・・自分で欲望を処理しているよ」
少し間が空いて、真由子は独り言のようにしゃべりだした。

「私は・・・結婚しているけど・・・」
「私、・・・おかしい・・・の」
「あの日から・・・貴方が頭から離れ無いの」
「すぐ貴方が出て来て・・・心が乱れ・・・」
「体が勝手に・・・やらしく反応してしまって」
「おかしく・・・なりそう・・なの」

「私じゃ・・・ないみたい・・・」
「やらしい・・・の」

黙りこむ、真由子。
/52ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ