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儚き陽炎
第4章 お店のなかで

トイレから出て来て座る和也。

「真由子さん!」
呼ばれ振り向き和也を見る。

和也は上着のボタンを外す。
「あっ⁉」・・・・

おもわず声が出そうになる。
和也はズボンのチャックを下ろしたままアレを握りシゴキ出していた。
ボックスの席を背にしていてボックスの客からは見えないが、振り向いた私は正面からシゴいてる姿が丸見えで口元を半開きのまま固まってしまった。

和也は私を見つめ、そそり立つアレを指先でつまみブルブル振り、又、シゴキ出した。
亀頭が手先からはみ出て赤黒いカリに照明が当り黒光りし、先から汁が滲んできていた。

皮が擦れ汁にまみれやらしい音がカンター越しに耳に伝わる。

和也はただ無言で私を見つめシゴキ続け、私はただただ和也の行為を凝視
続けた。

時間を忘れ二人だけの空間が、和也の
「・・・でそう・・・」
切なそうなささやく声で現実に戻る。

和也が立ち上がり、カンターの中に入ってくる。
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