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乳母…めのと
第5章 乳母…5
「プレゼント?」
あおいが意味がよくわからない表情をしたので、
「あら?貰ってない?あおいさんにプレゼントするんだっていろいろ試してながら嬉しそうに話してくれたけど…あおいさんが居てくれたから、子育ても仕事も頑張れるんだってだからお礼にプレゼントをするんだって照れながらたけど…」
彼女はバツの悪い顔をした。

香水の香りをさせて帰ってきていたのは、それが理由だったんだ。
あおいはふと思った。
話しがあるって言われたのはプレゼントをくれる為だったのかもしれない。
でも、自分が先に出て行くなんて言ってしまったから、渡してくれる機会を失ってしまったのかも…

あの時、ちゃんと話しを聞いて自分もちゃんと話しをしていたら…

後悔していた。

もう、遅い…

川口と一緒に人生を歩むことを選んだのだから…




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