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第1章 乳母…1

桜田はあおいのマンションに妊娠を伝える以前と同じように来てセックスをしていた。
しかし以前にはあった愛の言葉も優しい言葉も妊娠を伝えてからは一切なくなってしまった。

しかし、あおいの乳房に無心に吸い付く桜田には愛があると信じていた。



妊娠6ヶ月に入る頃にはお腹の大きさは目立ってきた。
乳房は前にも増して大きく張り、おっぱい好きな桜田は妊婦のおっぱいにはそそられたが、お腹周りを見ると妊婦だという現実が見え、嫌だった。



その日も桜田はいつも通りに自分本意なセックスをし、いつも通りに服を着ると
「もう、今日でおしまいにしよう。」
そう言い残してマンションから出て行った。


あおいは桜田が何を言っているのか分からなかった。

何か聞き間違いだと思い込んだ。