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第1章 乳母…1

翌日会社で桜田の姿を見かけると走り寄り、桜田に昨日の言葉を聞き返した。
「おわりだよ。お前をもう好きじゃない。もう俺に近付かないでくれよ。」
そう言い、早足であおいの前から離れた。

あおいは何がなんだか分からずに桜田の後を追った。

昨日、セックスをしに来たじゃない？
愛してるって
ひとりぼっちじゃ無いって…
なのになぜ？

あおいの頭は「何故？」でいっぱいだった。

桜田の後を追うあおいに
「人が変に思うだろう？ついて来るなよっ！」
チラリとあおいを見た目は冷たい目をし、口角は片側だけ上がっていた。