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乳母…めのと
第6章 乳母…6
川口は慌ただしく動いていた。
あおいだけの案件ではなく、何件も請け負っていた。

「私に出来ることがあれば、お手伝いします。」
と、あおいが言っても
「あおいちゃんは、ここにいてくれたら安心だから…」
と、留守番だけを頼んでいた。

あおいは留守番をしながら出来ることを手伝いたかったが、川口は今まで通りの仕事を頼んだのだった。

そして、少し時間が空くとあおいを部屋に連れて行き、あおいを抱いていた。

「あおいちゃんとセックスをすれば、疲れもストレスもなくなるんだ。」
あおいは人形のように川口に抱かれるようになっていた。

川口は無理強いする訳でもなく、痛い事や汚い事をする訳でもなく、ただあおいの感じる姿に癒されていたのだった。

あおいよりも川口があおいに依存するようになっていて、いつも自分の目の届く場所に居なければ心配をするようになった。

あおいは窮屈さを感じながらも、距離感を保とうと 川口が近付く度に心を閉ざしていた。


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