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乳母…めのと
第1章 乳母…1
看護師が赤ん坊をタオルに包み抱いてきてくれた。
可愛い女の子であおいの隣に寝かせてくれた。

あおいはタオルに包まれた赤ん坊を覗きこみ、
「私の赤ちゃん?ママはここにいるわ…」
赤ん坊の手のひらにあおいの小指を置いたが握り返してくれなかった。
赤ん坊の顔に自分の顔を近付け呼吸の確認をしたが、息をしている様子もなく、
「い…やよ。いや。なぜ?どうして?早く、早く助けて。お願いします。お願い…まだ温かいのに。こんなに…可愛いのに。こんなに小さいのに。お願い…助けて…お願い…」

あおいは起き上がり、看護師や医師に頼み込み泣き崩れた。
看護師はあおいを抱き締め、医師は鎮静剤を打つと、次第にあおいは落ちついてきた。

「ごめんね…」
啜り泣きながら小さな頭を撫でた。
「こんなに小さいのに…まだあったかいのに…ごめんね…」
そう呟いた。涙が溢れ出た。
「ごめんね。ごめん。」
動かない小さな娘を優しく抱き締めながら嗚咽していた。
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