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乳母…めのと
第4章 乳母…4
あおいは振り向き誰に押されたのかを確認したが、それらしき人は分からなかった。
もし、あのまま車道にベビーカーが出ていたら?
もし、ベビーカーがひっくり返っていたら?
あおいは怖くなっていた。

どうししよう…どうしよう…

とりあえず気を付けないと…

まず佐野に相談しないと…


あおいは辺りを見渡し、安全確認を執拗にしながらマンションに帰ったのだった。

偶然?
それとも、私を狙って?
隼くん?

いろんな事が頭の中をグルグルと回っていた。

マンションに戻ってもまだ恐怖でいっぱいだった。






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