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第4章 乳母…4

その日佐野は帰ってこなかった。
勿論連絡は入っていたが、あおいは不安感と闘いながら一夜を過ごした。

翌日の夜遅くに帰って来たのだった。

添い寝以前に、家にもいない…

「仮眠をしてまた…3時間後に出ないと。勝手に行くからあおいさんは寝てくれていていいから。明日も帰れるか分からないけど…宜しく。」
そう言い部屋に入って行った。

忙しいから迷惑をかけてはいけない。
あおいは深くため息をついた。
そして部屋に入りベッドに入った。

なかなか寝付けずにいると、佐野が起きたらしくリビングから音がしていた。そして暫くすると玄関ドアの開閉音がし、家の中が静まり返った。

あおいは恐怖と孤独を感じていた。
ベッドの中で朝が来るのを隼人を抱き締めながらうずくまりながら待っていた。