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乳母…めのと
第4章 乳母…4
佐野は夜遅くに帰ってきて、3時間仮眠を取り、シャワーを浴び、着替えをしてまたすぐに出掛けていた。
そんな生活を5日程続けていた。

「ただいま…」
隼人を寝かしつけ、お風呂から出ると佐野がソファに座っていた。
あおいは驚きながらも
「あ…おかえりなさい。ごめんなさい気付かなくて。ご飯は…召し上がりますか?」

「あ。ん〜いいよ。今は…隼人グッスリ眠っていたね。ずっと1人で面倒見させてしまってゴメン。」

「いえ…そんな…あ…お茶煎れますね。」

「お茶はいいよ。あおいさん、ここに座って。」

「は…はい。」
あおいが佐野の隣に腰を下ろすと

「膝を貸して欲しい。」

「膝?はい、いいですよ。」

あおいが答えると佐野はあおいの膝に頭を乗せた。

「落ち着くな…あおいさんの傍は。」

「佐野さんたらっ」

「ちょっと疲れたよ。もう歳かな。以前はこんな生活を連日していたのに平気だったのに。5日でこんなクタクタだよ。」

「頑張ったんですね。」
あおいは佐野の頭を優しく撫でた。



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