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女子大生 麻希 ある夏の陵辱日記
第14章 ハプニングバー ① 刺青
金曜の夜8時、若い男女でごった返す、ハチ公前・・
ラフな男物のシャツに、ミニスカートの麻希、愛くるしい顔立ちは無論、服の上からでも分かる見事なボディーが、人混みの中でも一際、群を抜いている・・

そわそわと、周りに視線を凝らす麻希に、何人もの男達が誘いの声を掛け、カップルも振り返る。
「うわっ・・めっちゃ可愛いっ、モデル? 芸能人? 彼待ちかなぁ?」
「ねぇねぇ・・あの娘って、ほら、読モよっ、私、見た事あるわっ」
「でも、いい身体だゼッ、今日、スるんだろうなぁ? 堪んないゼッ」

その時・・
「やぁ、麻希っ・・待たせたかな? 悪い悪い、さっ、行くゾッ」
良く通る深みのある声、加藤 賢が爽やかな笑顔で麻希を見詰める。

「きゃっ、ね? あの人、誰っ? 俳優? ミュージシャン?」
日焼けした彫りの深い顔、引き締まった体、麻希も思わず見惚れる。
「なぁんだぁ? あの娘の連れかぁ、ま、仕方無いわねぇ・・」
周囲の声など無視して、麻希の手を取り強引に歩き始める賢。

「ち、ちよっとぉ、何処行くのっ? 私、何も聞いて無いのっ・・」
「んっ、いいから黙って付いて来いって・・」
清楚で大人しい外見同様に、逆らえ無い麻希・・
手を握り締め颯爽と歩く賢に、ときめき思わず手に力を込める麻希。

如何にも高級そうなカフェバーのドアを、無造作に開ける賢。
案内された窓際の席に向かい合う2人、類稀なる美男子と美少女に、先客達がチラチラと好奇の眼を向けた。

「こんな高級なお店、よく来るんですか?」
「んっ? 初めてだよっ・・テキトーに入ったんだっ」
そう言いながら、悪戯っ子の様な笑みを浮かべる賢。
(ええっ? プッ、変な人・・でも、何かイイ感じだわっ・・)

麻希の緊張が解れ、心が一気に賢に傾いた・・

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