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6月の花婿
第3章 散蒔かれた誘惑





「い、今すぐにはちょっと…。」

「そっか。じゃあ仕方ないよね。」


呉と汐田の唇が重なった。

先程よりも深いキスが汐田の羞恥心を煽った。

真っ赤に色付いていく頬と身体が火照り始めるのを止められなかった。


「んッ…くぅ…」

「身体は素直何だね。そんな所も僕好みだ。」


呉は笑みを浮かべた。

汐田の服をたくし上げて人差し指で胸の突起に触れた。


「ん…はぅッ…や…っ」

汐田の反応を伺うように顔を覗き込まれた。

「嫌がってるような顔には見えないけど?」

「そんなこと…ッ…」


否定したくても、汐田の自身は反応し始めていた。

そのことを気付かれまいと身を捻ると、今度は呉の自身が汐田の腰に当たった。


「…あ…呉さん…っそれ…」

「汐田くん触ってたら勃ちゃった。でも、人のこと言えないんじゃない?」

「あぅッ…ん…ぅっ」


汐田の自身は呉の掌に包まれて、ズボン越しにしごかれた。

呉の触り方が余りに上手すぎて、汐田は絶頂に達しそうになるのを必死で堪えていた。

胸への愛撫も続いていて、2つの違った快感に汐田の身体は何度も痙攣した。


「あッ…はぁあもぅ…っ…やめ…て」




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