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幻の果てに……
第1章  誘惑


 襲いかかるように押さえつけられ、乱暴に乳房を揉まれる。
「あんっ」
 乳首を強く吸われ口内で舌が動き、時々軽く噛まれたりも。
 もう一方も強く摘ままれ、グリグリと痛いくらいの刺激に包まれる。
「はぁっ、んんっ」
 体に当たっている萎えていた彼のモノが、徐々に硬さを増し、また逞しい塊に。
 また、どんどんと鼓動が速まっていく。
 早く挿入して欲しい。
 そう思うと、自然に翔の背中に爪を立てていた。
「奥さん。欲しい?」
「あぁっ、欲し、い、んっ、挿れてえっ」
「正直でいいね」
 一度離れると、彼がコンドームを付け始める。
 何をしてもいいから、それがひとつだけの約束。快楽は欲しくても、夫以外の子を宿すわけにはいかない。
 グチュと音がして、性器が入ってくる。
「あぁんっ」
 もう密が溢れている中を、塊に侵されていく。
「はぁっ、んんっ」
「奥さん。どう? 気持ち悦い?」
 抱きしめられた耳元で訊かれると、ゾクリとした。
 グラインドを始められると、イったばかりの体がまた快感に飲み込まれていく。
「あんっ、はんっ」
 抜き挿しされる度に内壁が擦られ、そこから熱が生まれる。
 深くまで挿いった時には、またクリトリスへの刺激。
 滅茶苦茶になりたい。
 滅茶苦茶にして欲しい。
「あぁんっ、はぁっ」
 何もかも忘れたい。
 何もかも忘れさせて欲しい。
 彼の背中に掴まり、私も腰を使った。
「奥さん……。はあっ、凄いね……」
 恥ずかしいほど、燃えてしまう。
 この快感だけに、身を委ねていたい。
 今夜限りの恋人。
 セックスだけが目的の出会い。
 お互いに割り切っていれば、構わないはず。
「あぁんっ、んんっ」
 激しくなるグラインドに、指先に力が入る。
「はあっ、あっ、あんっ」
 若い肉体に溺れていた。
 今まで経験のないセックス。
 ただ求め合うだけ。それだけでいい。
「あぁっ、んんっ」
 両脚を持たれ奥深くの壁に塊が当たると、その場所が痺れて行く。
 自分でも知らなかった、悦い場所。
 誰にも開発されず、翔に会わなければ知らないまま。
「あぁんっ、イイっ、あっ」
 熱くなる全身を彼に委ね、ただ快感に喘いでいた。



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