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幻の果てに……
第3章 悦楽
誰かと同じ部屋で、セックスしているなんて。
浩太に体を起こされ、壁に寄り掛かるように言われた。
「え……」
向かいを見ると、静香も同じ格好。
乳首をしゃぶられ、秘蕾を弄られていた。
「あぁっ」
まるで鏡合わせ。
浩太も私の乳首をしゃぶり出し、膝を立てた脚を開かれる。
直接触れているのは浩太でも、相手の愛撫が見えている状態。
そのせいなのか、快感がいつもより強い気がする。
「はぁんっ、んんっ」
秘蕾に指を挿れられると、もうクチュクチュという音がした。
「感じやすいんだね。それとも、四人だから?」
耳元で囁かれ、ゾクリとする感覚。
全てがいつも以上。
静香の普段のセックスは知らないが、腰を動かして指を味わっているよう。
それを見ていると、私も自然と腰が動いてくる。
「あぁっ、んっ、はぁんっ」
「梨央。ビショビショだよ。いやらしいね……」
彼は前の二人に見せるように、横に座って指を抜き挿ししていた。
向こうも同じ。
私には、初めて見る静香の秘蕾に指が入って行くのが見える。静香と和斗には、私の全てが丸見え。
「あんっ。はぁっ、んんっ」
「欲しい? 挿れて欲しい?」
耳元で訊かれ、息を乱しながら頷いた。
横になろうとすると、腕を掴まれる。
「あっ……」
抱き上げられ、運ばれていく。降ろされたのは、二人のいるベッドの上。
浩太がベッドの足下の柵に寄りかかり、引き寄せられる。
「え……。あぁっ」
脚を伸ばして座った浩太の上に、背中を着けて乗せられた。
浩太がコンドームを着けると、私は膝を曲げられ、「座って」と言われる。
それを見たのか、静香と和斗も同じ体勢になった。