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幻の果てに……
第3章  悦楽


 少しして、スタッフらしき女性が、ビールを冷蔵庫へ入れていく。
 こんな所で働いていれば、他人のセックスに慣れてしまうのかもしれない。
 ここへ来る目的は、決まっているから。
 セックスが終わると、頭が違うことを考え始める。
 朝までは、淫らでいてもいいのに。
 ここを出るまでは。
 冷静になった自分に、少し怒りを覚えた。
 それを抑えるように、何杯も続けて呑む。
「梨央、どうしたの? 珍しいじゃん。そんなに呑むなんて」
 静香が笑うと、みんなも笑い出した。
 一気に呑んだせいで、少し酔いが回った感覚。
 どうせ酔って帰ったって、静香が一緒だし家には誰もいない。
「梨央。ビールより、俺の飲んでよ。しゃぶって?」
 隣の浩太に言われ、グラスを持った手が止まる。
 シャワーを浴びたから、もう終わりだと思った。
「ほら、梨央っ」
 静香まで囃し立ててくる。
「あっ」
 顔を股間へ引き寄せられ、グラスを置いた。
 タオルの下の性器は、もう少し勃っている。
「梨央。タオル外して……」
「え……」
 言葉には、何故か逆らえない。
 自分のバスタオルを外してから、端に移動した浩太のタオルも外した。
 塊を持ち、ゆっくりと顔を近付けていく。
「んっ……」
 口へ含むと、更に太さと大きさを増す塊。
 夫はフェラを強要しない。子作りのために、中以外で出すと勿体ないからと言っていた。
 それも、価値観の違いになるのだろうか。
「上手いよ、梨央……」
 すっかり勃ち上がった塊の根元を扱きながら、顔を上下させる。
 時々舌先も使いながら、しゃぶっていた。
「んんっ」
 両方の乳首を摘ままれ、つい離れそうになる。
 また生まれてくる熱。
 本当の私になるきっかけ。
「じゃあ俺は……」
 和斗の声は聞こえていた。
 静香にしゃぶらせるんだと思っていると、後ろから秘蕾を弄られる。
「はぁんっ」
 塊をしゃぶりながら乳首と秘蕾をいじられるなんて、二人切りでは無理なこと。
 その刺激を味わう自分がいた。



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