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幻の果てに……
第4章  妄想


「あぁっ」
 感触は男性器と同じ。
「はぁっ」
 息を吐きながら、奥まで沈めていく。
「あっ」
 外側の突起をクリトリスへ合わせるために回すと、それだけでビクリと反応してしまった。
 乳首を弄っていた手も添え、抜き挿しを始める。
「んんっ、あんっ」
 あの時とは少し違う。
 人にされる方が悦いが、自分でも充分気持ち悦かった。
「あっ、あぁっ」
 この長さなら、悦い場所にも当たる。
「あぁんっ」
 中でうねる塊。
 何度も悦い場所を擦られ、クリトリスは振動での刺激。
「はぁっ、んんっ、あぁっ」
 夫とのセックスでも、こんなに喘いだことはない。
 同じベッドでの、淫らな行為。
 あの店へ行った時から、私は変わってしまった。
 ただ、快楽を求めるだけ。
 一夜の幻を求めるため。
 他には何もいらない。
「あっ、あんっ、はんっ」
 バイブは、容赦なく私を責め続ける。
 視界からは消えたが、ブーンという低い音。
 自分で自分を慰めているというのにも、背徳感を覚えた。
「あぁっ、んっ、あぁんっ」
 夫ではないものに、奥まで犯される。
 この行為を浮気と呼ぶのかは分からない。でも確実に、高みへと向かっていた。
「あっ、はぁっ、んんっ」
 自然と腰を使ってしまう。
 グジュグジュという音にも責められ、淫らに動く自分を想像した。
 私は今、見知らぬ逞しい男性に犯されている。
 急に襲われ、路地裏へ連れて行かれた。叫んでも、助けなど来ない場所。
「イヤぁっ、あぁっ」
 無理矢理に服を脱がされ、相手は性器だけを出す。いきなり挿入されたのに、私はその悦さに喘いでしまう。
「ヤっ……。あんっ」
 彼は激しく腰を使い、何もかも忘れさせていく。
 クリトリスも弄られ、すぐに密が溢れてしまう。
「あぁっ、はぅんっ」
『いやらしい……』
『淫らだ……』
 そんな言葉をかけられながらも、自ら快感を求めて腰を揺らす。
「んんっ、もっとぉっ、あぁっ」
 犯されているのに、ねだってしまう。
 恥ずかしい場所を満たされ、自分が自分でなくなっていく。
「あんっ、イイっ、あぁんっ」
『梨央……』
 何故か男性は私の名前を囁く。



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