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幻の果てに……
第9章  ハッピーエンド編


 クリトリスを弄られると、凄い刺激だった。
「はぁんっ」
 段々とクチュクチュという音。
 私は今まで、きちんと夫に伝えていなかった。
 子供が欲しい、欲しくないじゃなくて、子作りのためのセックスが嫌だった。
 中で放出するだけが目的のセックス。
 虚しくなるのも当然だが、夫が悪いわけじゃない。
 幻より現実が欲しい。
「あっ、あんっ」
 舌がクリトリスをなぞる。
「んんっ、はんっ」
 秘蕾からの密をすくってヒダを愛撫され、背中を反った。
 その部分が熱くなる。
「あぁんっ」
 秘蕾に指が入って来て、それだけで全身が痺れる感覚。
 夫の指。
 夫の舌。
 それらが、私を愛してくれている。
「あんっ、あぁっ」
 指が増やされて抜き挿しされると、グチュグチュという音。
 それは、夫への愛。
 本当に嫌だったら、濡れたりしない。
「梨央……」
 クリトリスから離れた夫の性器が太ももに当たる。
 小さく頷くと、秘蕾にそれが当てられた。
「あぁんっ、はんっ」
 一気に貫かれ、シーツを掴む。
 愛撫だけで、こんなにもセックスは違ってくる。
 愛されていると実感出来た。
「あんっ、んんっ」
 グラインドに翻弄されていく。
 相手が夫。隆だということ以外分からなくなった。
「あっ、隆っ、はぁっ」
 名前を呼んだ瞬間、私の中で何かが変わる。
 何かは分からなくても、それは愛しくて尊いもの。
「あぁっ、はんっ」
 私達は、結婚した頃に戻っていた。
 一緒にいられるのが嬉しくて、ただ傍にいるだけで楽しくて。
 あの頃に戻りたい。
 そう思った。
「あっ、あんっ、ヤぁっ、んんっ、隆っ! あぁっ……」
「梨央っ……。はあっ……」
 隆の背中へ腕を回そうと思っても、力が入らない。
 全身がビクビクと震えた後の弛緩。
 そんな私の頭に浮かんだのは、隆との楽しい思い出だった。
 ズルリと性器が抜け、それにもピクリと反応してしまう。
「梨央……っ」
「はぁっ……。んんっ……」
 隆がティッシュで秘蕾を拭いてくれる。



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