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初ぷりん
第1章 雪
店を出て車に戻ると、トランクの所に車を見ながら

立っている1人の女性がいた。


聡は近寄って「何かありました?」


聡は声を掛け近寄ると理由がわかった。


自転車が倒れて、車に小さな縦線のキズを付けていた。


「ごめんなさい。」

その女性は申し訳なさそうに謝った。


聡は、彼女の顔を見て、

一目惚れするほど綺麗な子だった。


「いいよ。いいよ。車はいいけど、自転車とかは大丈夫?」

聡は車のキズよりガゴが凹んで、


倒れたため鞄に雪がついていたことに気がいった。


「私は大丈夫です。ホントにごめんなさい。」


「これくらいのキズは大丈夫だし、

雪で倒れたなら仕方いないよ。

それにここ駐車するとこでもないような

とこに止めたオレも悪いよ。」


可愛い子で許す不純な理由だ。






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