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監禁束縛〜裏切りと暗殺者の最期〜
第3章 スパイ容疑の少年
「では話を聞こうか。スパイ容疑と裏切り行為とは何だ?」

「……え?あ、あの…主様から聞いてないのですか…?」

「代表の部屋への侵入及び機密文書の持ち出しとその行為を認めず嘘をついた事による裏切り行為だろ?俺はお前の口から真実を知りたいんだ」

ノエルはアンリの目をまっすぐ見ながら言った。

「わ、分かりました。実は俺はある女の子を探していてその情報を得る為に主様の部屋に入りました」

「……女の子?」

「名前はシェリル・ヴェルンバーグ…コードネームはリンって子です。クライムの中で一番親しくしてた女の子です。3日前の暗殺任務から音信不通になり心配で…あの子は毎日連絡をしてくれていたので何かあったんじゃないかなと…。それで主様に聞いた所…裏切り行為で追い出したと言われて…彼女を見限り揉み消した主様と上層部に不信感を抱き、自分で調べようとしたら見つかってしまい…なぜかスパイ容疑を掛けられて裏切り行為だと…」

アンリは目を伏せた。

「……ほう、シェリルの知り合いか」

「!!やっぱりリンちゃんを知ってるんですね!今どこに!?」

「慌てるな…すぐに会わせてやるよ。…にしても人間って奴はえげつねー事するな」

(人間?人間ってこの人だって人間なんじゃ……いや、あの尖った耳…まさか魔族かエルフ?)

「あの、あなた方は一体?ここは一体…」

「我々はエルフの民です。魔族などという下劣な民と一緒にはしないで下さい。この屋敷についてはまだ知らない方がいい…いずれ知ることになりますよ」

アンリの疑問にはクルトが答えた。

「……という訳だ。アンリ、“元”雇い主からは聞いてるか知らんがお前は時が来るまで俺の命令に従え。どんな命令にもな……この時を持ってお前の雇い主は俺だ。いいな?」

「!!は、はい…主様の御心のままに…」

アンリは深々と頭を下げた。

「……では最初の命令だ。服を脱げ」

「………はっ?」

アンリは思ってもみなかったその言葉に目を丸くさせた。

「聞こえなかったのか?服を脱げと言ったんだ」

地を這うような低い声にアンリはぞくりと身体を震わせた。

「……クルト」

「はっ、畏まりました」

クルトはアンリの手枷の鎖をぐいっと引っ張るともう片手で懐からスタンガンを出してスイッチを入れてアンリの首に押し当てた。
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